何も構えてなかった私は、そのまま執の胸の中にすっぽり収まってしまった。
執は身長が178㎝もあるらしく153㎝しかない私は周りの人から見えないと思う。
とゆうより、割と日も沈んでいるため周りに人気がもうない。
執の腕は私の腰にまわされてぎゅっと私を引き寄せているが、私は緊張してしまい執の腰あたりのシャツを握り締めるくらいしかできなかった。
「帰りたくない。
本当はさ、紗香と違うクラスになったのすっげえショックだった。
紗香のこと心配だったのもあるけど、俺が単に寂しかっただけ。
だから今日も紗香のことクラスまで迎えに行って、周りに俺の彼女だ。って教えときたかった。」
「う、うん。」
「もう、学校であんまり紗香と会えないから寂しくて手繋いでた。
ごめん。紗香、人前で嫌だったでしょ。」
執がそこまで私のことを思ってくれてたのを知らなくて嬉しくて、いつになく私の心臓はうるさい。
「…恥ずかしかった。」
「うん。」
「でも、い、嫌ではなかったよ?」
「本当?…よかった」
執はその言葉とともに腕の力を強めた。

