「もしもし…」

 涙声でかかってきた電話。

「どうした?」

「あんなぁ…私…」

 泣き出しそうなのを必死に堪えているようなその声で、結果がどうなったのかはわかった。

「次があるよ」

「うん…」

 君の失恋に、よかった、と胸を撫で下ろした僕は、最低で最悪な幼なじみだ。


to be continued...

【続編】2月14日 につづく