名もなき傍観者


結婚。



それは簡単には選択してはならない人生の岐路である。



それほど大変なことなのだ「責任」を持つということは。



だが徹也の決意は本物だ。



その目は、嘘を言ってるようには見えなかった。
覚悟を宿した目をしていた。



ひまりは最初驚いた表情を浮かべていたが、あまりの嬉しさからその目は涙を浮かべていた。



ひまり優しく微笑むと、



「喜んで。」



と答えた。




「でも、高校卒業してからね♪」




それを、後に付け加えた。