「そうだな。草ちゃんくんがやってくれるんなら、俺も安心して抜けれるけど。任せていいかな?」

『はい』と、僕が答えるタイミングがない素早さで、

「ええに決まっとるやん、なあ」

って、笑くんに肩を叩かれた。

「う、うん」

「ほら、なっ」

と、いうわけで、この日を堺に僕は、笑くんたちのバンド、『KING OF HAPPINESS』略して『キンハピ』のメンバーになったのだった。