チェンジ



「信号まだ青…いけるっ…!」


点滅し始めた信号を渡ろうとしたその時。







プーーーーーッ!!!




キキーーーーーーーーーッ…






夏海と同じ考えで急いで渡ろうとしたトラックが視界に飛び込む。




走ろうにももう間に合わない。





目を強く閉じた瞬間、


身体に大きな衝撃と強い痛みが走った。


浮いてる感覚、周りの悲鳴、運転手の呼びかけ…


どんどん薄れていく。





「…死ぬんだ。」