モテKingのターゲット



「あの、昨日はあの後、大丈夫でしたか?」

「大丈夫なワケねぇだろっ!」


ばつが悪そうに視線を寄越して来た彼女に、バッサリと言い切った。

だって、本当の事だし。

あの痛みは、女には解らねぇもんなぁ。


思い出しただけでも胃が持ち上がって来る。

あぁ、思い出したくもねぇ。


「………すみませんでした」

「マジで反省してんのかよ」

「………ちょっとは」

「ちょっとぉッ?!お前、馬鹿正直も程々にしろよ。吊るされてぇの?」

「あっ、いや………それはご勘弁願います」

「フッ」


コイツが何を考えてるのか、サッパリだ。

ある意味、新鮮でもある。


「で?他には……?」

「えっと、………今日はちょっと見直しました」

「はぁ?お前、俺を馬鹿にすんのも大概にしろよ?見直しただと?ふざけてんのかッ?!」

「あっ、いえ、そういう意味で言ったんじゃなくて」

「じゃあ、どういう意味だよ。10文字以内で説明してみろよ」

「…………」


俺の言葉に口を噤んだ蘭。

視線を泳がせ、言葉を探しているようだ。