下校途中の学生が大勢見守る中、目の前の女が必死に俺に告白し出した。

まぁ、予想はしてたんだけど。

だって、俺、すっげぇモテるもん。


自慢じゃないけど、身長は180㎝以上あるし、顔もかなりイケてると思う。

今まで“彼女”を作った事はないけど、“女”を切らした事は無い。


黙ってたって女は寄って来るし、不自由してない。

最低な野郎だとは思うが、向こうが勝手に来るんだから仕方ねぇじゃん?

昔からよく言うだろ『据え膳食わぬは男の恥』って。


「おい、シュウ、どうすんだよ?」


ケンが小声で俺に返事を促して来た。

俺は目の前の莉那という女を、上から下まで吟味する。

まぁ、ギリなラインだな。


胸元まである髪が緩く巻かれ、ほど良く明るめな色に染めてある。

わりと白い肌にぷっくりと膨らんだ唇とクリっとした大きな瞳。

ご丁寧に第二ボタンまで外されたブラウスの襟元から覗く胸元は、可愛い系の顔には不釣り合いな豊かな胸。


―――――遊ぶにはちょうどいい。