モテKingのターゲット



「俺、お前に誓ったろ」

「………?」

「“彼女以外、もう抱かない”って」

「……………はい」

「だからさ、そいつの事しか考え「あーあーあーあ~ぁ~わーわーわーわ~っ、あーあーあーあ~……」


俺の言葉を遮るように、蘭は両耳を手で塞いで声を張り上げた。

まるで、俺の気持ちを聞きたくないとばかりに。


そんな行動1つで、確信してしまった。

蘭は……俺のことが好きなのだと。


だって、何とも思ってない男の気持ちを聞いた所で、何も変わる事はない。

けれど、自分が好きな男が、自分以外の女を好きだと面と向かって気持ちを打ち明けられたら……。

それは、相当なショックな訳で……。


だから、今目の前で俺の行動を阻止しようとしている彼女が、ますます愛おしく思えてならない。


「蘭っ、俺の話を聞けって」


彼女の手を剥がすように腕を掴むと、


「やだやだやだやだっ!周さんの気持ちなんて知りたくないっ!!」


蘭は顔を横にブンブン振って、再び声を張り上げ抵抗する。


ったく、俺の気も知らねぇで。

そういう行動1つ1つが、俺を欲情させてるって気付けよっ!


俺は溜息まじりに彼女の両手を強引に引き剥がし、そのまま彼女の身体をソファに押し倒した。