一旦事務所に戻り、厨房用の帽子を被る。
見た目は宇宙服みたいに顔以外外気に触れない作りだけど、異物混入を防ぐ為の必須アイテム。
鏡を覗き込み、髪がきちんと収まっているか確認して。
事務所を後にした私は、厨房入口の洗浄場で再度手洗いする。
そして、その脇のエアーカーテンを抜けて、厨房へと足を踏み入れた。
「すみませんっ、準備が整いました!!」
「おっ、気合が入ってんな」
リュウさんがニコッと微笑んでくれた。
「宜しくお願いします!」
「おぅ。熱いから気を付けろよ」
「はいっ!!」
優しい声音で檄を飛ばしてくれるリュウさん。
29歳独身のイケメンさん。
翔くんが天使系で、周さんが王子系だとすると、リュウさんはワイルド系のイケメンさんだ。
しかも、そんなイケメンズを束ねる店長も中々のイケメン。
年齢は多分40代半ばくらいだと思うから、志垣さんと同じくらい?
志垣さんはちょっと危ないオーラが漂うような感じのオジサマだけど、店長は優しい雰囲気を纏った執事系のオジサマ。
私の周りにいる男性陣は、美麗力が半端ない!!



