私が公園で起こしたことは誰も知らない。はずだった。
  
 いつもどうりの日を送っていた…のに。
 
 母は、私を生んですぐ殺されてしまった。父は、殺し屋の仕事をやっていて、母はそれに巻き込まれて死んでしまった。その以上のことは父が教えてくれない。
 私は、殺し屋になるために生まれてきたようなものだ。
 3歳から殺し屋になるための技術を教え込まれた。4歳になると、父までもが叶う相手では、なくなった。
 ある時、私は公園で5人の大人に囲まれてしまった。
「よう、お嬢ちゃん」
ナイフを持ったやつらが、襲いかかってきた。でも、私はあっという間に5人を殺してしまったのだ。