天『琥珀。麻紗は?』


琥「少しは落ち着いたようだが、息が乱れている」


天『まだいてくれ。僕は手当てをしてくる』




僕はまた、下に降りた。


一番、初めに行ったのは


天『流矢。大丈夫か?』



流「し…えるさん…。大丈夫です」



うーん。大丈夫には見えない。


天『優雅。重傷者は何人?』



優「…。約10人」


10人か……。



天『その10人、ここに寝かせて』



指示をだした。



優「え?」



天『はやく!』



動ける人が10人を横に寝かせた。