あの出逢いから、もう何日も過ぎた。













あいつは部活に没頭して、私はそれを見ている。








そんな日々が何日も続いていた。








もちろん、あいつにはファンが増えた。








毎日毎日、あいつを見にくる女子達のおかげで
体育館の中は黄色い声援で埋め尽くされる。






「坂田くーん!これタオル!使って!」








「おう!さんきゅ!」








なにあの子、マネージャーでもないのにタオルなんて。







それになんなの?あいつ。
誰にでもいい顔しちゃって。







あーもー。なんでこんなにムカつくんだろう。