気づくと嵐に抱きしめられてた


いつ終わったんだろう…


「愛梨いっちゃったんだよ
その後、気絶してた」


「…恥ずかしい」


嵐の胸に顔を埋めた


「俺はすっげー嬉しかった」


でもでも…

「嵐は…その…ちゃんと…」

言えない


「愛梨と一緒にいけたけど?」


良かった~

でも、恥ずかしくなって
タオルケットを頭まで被った


「愛梨~顔を見せて?」


タオルケットを少しずらした


「こっち来て」


そう言われて嵐に近寄ると
腕枕をされた




初めて隣の席になった時

彼女になれた時

こんな嵐を見れると思ってなかった


優しいキスをされた


少しずつ距離が縮まって
絆がより深まり
愛が大きく深いものとなったのがわかる