「誰が何と言おうと私は嵐といるし
絶対離れないから…
一緒に幸せになりたいし
嵐にも幸せを感じて欲しい」


「…愛梨といると幸せを感じる
でも、俺にはそんな幸せを感じる権利はないって
自分を責めてきた
けれど俺には愛梨が救いで
離せれない存在になってた
愛梨を幸せにしたいって思うんだ」


「…2人で幸せになろう
嵐の辛さも悲しみも一緒に背負うから笑って?」


嵐は顔をあげて私を見つめてきた


私は自分から唇を重ねて
触れるキスをした



「これからも毎年この日は一緒に行ってくれるか?」


「毎年行くよ」

私は頷いた



嵐はようやく微笑んだ


6年間
嵐は1人で抱えてきた

私は嵐が少しでも嵐らしくいられるうように
ずっと傍に居たい

嵐が辛い時は一緒に辛さを

悲しい時は悲しみを

嬉しい時は一緒に笑顔を

傍で支え続けたい


弱さも強さも…

全部それが嵐自身だから…



その日は早めにお風呂に入り

いつも以上にきつく抱きしめられて眠った