隣の席の君


オーブンからいい匂いがし始めた


「何作ってんの?」

嵐がいつの間にかキッチンに入って来た

明君は真剣にゲームをしてる


「チーズケーキだよ
食べれる?」


「食べれる
すっげーいい匂いがする」


「焼きあがって冷やしてから食べよ?」


「おう」


そう返事して嵐は明君の元に戻った


♪♪♪

オーブンが焼き上がりを教えてくれるから
取り出すと良い感じで焼きあがってた

室温で少し冷ましてから冷蔵庫に入れた


夕飯の下拵えも終わったから
嵐の隣に座った


「出来たの?」


「まだ冷やさなきゃいけないよ」


楽しみにしてるんだなぁっと思ってクスクス笑った


ゲームをしている隣で買って来た雑誌を読む事にした


16時をすぎたぐらいにまたインターフォンが鳴り出した


誰だろう?


嵐がモニターフォンを押した瞬間
姿勢を正したから友達でない事がわかった


【今大丈夫か?】

「はい、開けます」

この声って蒼兄?

嵐は解除ボタンを押した後、玄関にすぐ向かった


「嵐の所に来るの久々だな」


「どうぞ上がってください」


「明も来てるんだろ?」


「はい、います」


あれ?この声…聞いた事あるなぁ

嵐がドアを開けて蒼兄ともう1人入って来た