無事テストも全部返って来た

明日からは夏休み


「愛梨の家って何時ぐらいに家族揃う?」


ん~いつもは遅いけど
明日から夏休みだし一緒に外食するから
19時には帰って来るって言ってたような…


「19時には帰って来るんじゃないかな」


「そっか」


何だろう?

今日は親にも話しなきゃなぁ


「19時ぐらいに家に行くから」


「何で?」


「迎えに」


「えぇ今日からなの?」


「そうだけど?」


そうなんだ

何も心構えが出来てないよ




家に帰ると誰もいなくて
嵐の家に泊まる準備をした


まぁ足りない物があっても
すぐ取りに帰れる距離ではあるけど…


用意が終わった
ベッドにもたれて考え込んだ


もしかして…もしかするのかな?

いや~…有り得ない


ってか…


顔が真っ赤になってくるのがわかって
顔を両手で押さえた








何か騒がしいなぁ


あれ…私また寝てた?


転寝をしちゃってたみたいで
目を擦りながら下に降りた


「ほら、上がれって
おう、愛梨寝てたのか?」


「うん」


誰か連れて来たのかな?


玄関を見て驚いた


「嵐?」


「おう
お邪魔します」


何で嵐??


もうそんな時間なの?!?!?!

「家の前でバッタリ会ってさ
連れて帰って来た」


蒼兄がそう言いながらリビングに入るから
私達もそれについて行った


冷たい紅茶を出して、一息を入れると
パパとママが帰って来た