「…嵐君?」


「あぁ?」


「ちょっと公園寄らない?」


「…何で?」


何で…って


「話しようよ?」


「しねー」


さすがにキツイ


泣きそうだよ…


「そっか…ごめんね」


「はぁ~…寄ればいいんだろ」


「いいの?」


「おまえみたいなのを
泣いたカラスが~って言うんだよ」


「そんな事ないもーん」


頬を膨らませたら、少し嵐君が笑ってくれて嬉しくなった


ベンチに座るけど…何を話せばいい?


「…おまえさ~何でそうなの?」


「はっ?何が??」


「関わるなって言ったのに…」


仕方ないじゃん

好きなんだもん


「もっと仲良くなりたいし
私の事も知って貰いたいからだよ」


「…おまえ変わってんな」


「そっ?普通だよ」

ニッコリ笑って返した


「俺といると誤解されるぞ?」


「…別にされてもいい」


周りの目より嵐君の方が大事だもん


「わかってくれてる人が
わかってくれてればいい」


「…意外と強いんだな」


はっ?

褒められてんの??


「強いなんて言われたの初めてだよ」


「芯がつえーんだよ」


芯が強い?