城田嵐だ…



明るめのブラウンアッシュの髪を
立てて前髪だけ斜めにながしてる


その後ろから金髪でふわふわした髪をさせた
永岡明が入って来た


みんなの視線なんか気にしないみたいに
2人は黒板を見てる




「うわぁ~俺、廊下側の1番後ろ
しかも隣いねーし」


「良かったな」




嬉しそうに言う永岡明とは違って
無表情のまま歩き出した城田嵐





そのまま私の隣の席に座った



って…ぇええぇ?


私の隣?



「席に着け~」



島先生が入って来て
みんなが騒ぎながら席に着いた



「私、川瀬愛梨よろしくね?」


せっかく挨拶したのに
首を少し前に傾けて挨拶終わり




素っ気無~い



まぁ良いや




「今回の席はランダムで決めた
席替えとか面倒だからとうぶんはこのままで」


「「えぇぇぇ」」


クラスからブーイングが出るけど
先生は続きを話し始めた


本当適当だ


プリントが配られ始めた