頭上から声が聞こえて
上を向くと嵐君が睨みをきかせてた


「なんで…城田嵐が…ってか
おまえに関係なくね?」


「関係あるんすよ
こいつに用事なら俺に言ってくれます?」


すごい鋭い目で睨んでる

殺意に満ちてて身震いがした

これが嵐君が怖がられてる理由なんだ…


「…べ、別に大した用事じゃねーからいいわ」


完璧怯んだ先輩をまだ睨んでた

先輩は舌打しながら教室に戻って行った




「城田に川瀬、教室入れ」


いつの間にかチャイムが鳴って先生が来てた


次は適当先生…嶋先生の授業


「さっきはありがとう」

「別に…」

素っ気無いけど、少し照れてるのがわかる


先生に見つからないように携帯を取り出した

≪タナハシって知ってる?
さっき蒼兄にやられたって言ってた≫

≪知らねーな…大丈夫か?≫

≪嵐君が助けてくれた
先週って言ってたよ?≫

≪あぁ…あれかな?
まぁ嵐にお礼言っといて≫

≪はぁーぃ≫


「蒼兄が嵐君にお礼言っておいてって
本当ありがとうね」


「別に大した事してねーよ」


初めて別に…に文章がついてきたよ!!


すっごく嬉しい