蒼兄と3人でパパとママが帰って来るのを待つ

メールしたら早く帰って来るって言ってたから…


19時を過ぎた頃

パパとママが帰って来た



「テストの結果が出たんでしょ?
愛梨、早く持って来なさい」


「蒼登は?」


パパに言われて渋々立ち上がる蒼兄


「何やってるの?
嵐君もよ?」


「俺もっすか?」


「当たり前じゃないか」


驚きながら立ち上がる嵐


3人で階段を上がって
部屋に2人で入る


「ねっ?言った通りでしょ?」


「本当だな」


テスト結果表を持って降りる


ご丁寧に前回の点数と順位も書かれてある


見るのはいつもパパ

まずは蒼兄


「蒼登は相変わらずのいい成績だな
ただ苦手科目が少し上がってるな
頑張ったな」


蒼兄は興味なさそうに雑誌を取って読み始めた

パパが見た後はママが見て
パパの言った事を首を振りながら納得する


次は私


「こりゃ愛梨の成績か?」

失礼しちゃう

ママまで横から見てる


「数学がすごく上がったな
嵐君のおかげか?」


「うん」


「順位も上がってるし頑張ったな
次も嵐君の足を引っ張らないように頑張りなさい」


失礼しちゃう

頬を膨らませた


「次は嵐君だね」

嵐はおずおずと結果表を渡した


「嵐君も今回頑張ったんだね
全体的に点数が上がってる
苦手なのは生物かね?」


「はい」


生物が苦手なんて初めて知ったよ

点数も良いし苦手っていうのかな


「学年で1番は凄いな」


「本当ね~
お寿司でも食べに行きましょうか」


「いや…大した事ないんで…」


「大した事あるよ~
蒼登も5位に上がってたし愛梨もね
ママは3人が頑張ったのが嬉しい」


「例え結果が悪かったとしても
努力する事が大事だからね」


嵐は何か考え込んでた


みんなでお寿司を食べて大満足