メニューを見ながら蒼兄をチラッと見た


「蒼兄の奢り?」


「あったりまえ~…って母さんからお金貰ってる」


「じゃあパフェ食べてもいい?」


「ぷっ…あはは、食え」


笑ってる蒼兄に頬を膨らませるけど

蒼兄は素知らぬ顔でメニューを見てる


「俺は和風ハンバーグな」


「私はオムライスかな」


店員さんを呼んでオーダーを通した


「クラス変わったんだろ
新しいクラスはどんな感じだ?」


「今年も彩と一緒になれた~」


「良かったな~」


優しく微笑んでる


「…あれ?」


入り口から歩いて来る人達って…


「ん?」


蒼兄が入り口に向かって振り返った