隣の席の君

南丘の男達は入り口に顔を向けた


「嵐~無茶しすぎだからよ」


蒼兄…


明君と凌さんもいる


蒼兄は後ろに凌さんと明君を従えて
人ごみを掻き分けて
嵐の隣に立って、シュウジって人を睨みつけた


「久々だな~南丘の頭になったんだって?」

蒼兄の顔からは殺気が溢れてた


「川瀬、てめぇ来るのが遅せーんだよ」


「田所~てめぇは大事な妹を拉致っといて
何言ってだ、ゴラァ"」


蒼兄がシュウジ…田所の胸ぐらを掴んで
嵐と同じように、右ストレートをあびせた


「やってしまえ~」

その号令で男達が蒼兄達を取り囲む


男達は10人前後…蒼兄達は4人


いくら強くても…無理だよ


先にしかけたのは南丘


一気に揉み合いの乱闘になった



私は…蒼兄の強さも

嵐の強さも

2人がこんなにも殺気をだした喧嘩も

…初めて見た





4人は次々に敵を確実に
地面に這い蹲らせていく


時には拳を受けながらも…


4人は息がぴったりで…驚いた


「嵐、頼んだぞ」


そう言いながら、嵐に絡んでる男を
蒼兄は殴った


嵐が走って近寄ってくる


塞がれてた口が開放される


「……嵐」

涙が溢れる


「もう大丈夫だからな」

嵐はそう言いながら足の縄を外してくれた

手の縄を掴んだ瞬間


「危ないっ!!!」