隣の席の君

ブゥゥゥゥーン、ドルドル

バイクの音が聞こえた


「おい、お出ましだ」

誰かの声で男の手が止まった


…蒼兄?


シュウジと呼ばれてた男が近寄ってくる


「おい、何やってんだ?」


さっきまで私に近づいていた男を睨みつけてる




「川瀬じゃねー」


入り口の方から大きな声が聞こえてきた



蒼兄じゃないなら…誰?


「城田…なんでてめぇなんだよ?」


「愛梨を返せっ」


「ただで返して貰えると思ってんのか?
冷酷非道な城田が女の為になぁ…
わかってんだろ?」

シュウジと呼ばれていた人に無理矢理立たされた


私のブラウスはボタンを引きちぎられて
前があらわになってる


嵐の目つきが変わった


「てめぇー」


「おっと、まだ手を出して」


バキッ


嵐の右ストレートが
シュウジという人の頬に思いっきり入った

「能書きこいてんじゃねーぞ、ゴラ"ぁ」


「…やれ~」


一斉に嵐目掛けて男達が取り囲む

いくら嵐が強くてもやられちゃう


そう思った瞬間、バイクの音が鳴り響いた