「何…告られてんの?」


「全然知らない人だよ」


「‥ってか知らない男について行くなよ」


「うん…ごめんね」


嵐は優しく髪を指で梳いてくれる


教室に着いたから、自分達の席に座った


先生はまだ来てない

本当適当すぎる…


「愛梨、告られたでしょ?」


すっごい嫌そうな顔を作って頷いた


「あはは、そんな嫌そうにしないの」


「笑い事じゃないし…」


「何々、愛梨ちゃん告られたの?
よく嵐が切れなかったね」

4人で輪になって話す


「…別に」


さっき怒ったくせに~!!


「結構、城田君と愛梨が
付き合ってるの知られてるけど
夏休み中に別れたんじゃないかって
噂が出てるらしいよ」


「また噂~?
全然、別れてないし…
別れるつもりも一切ないのに…」


「ちょっと惚気ないでよ」


彩に小さく睨まれて顔が赤くなる


「惚気てないもん
彩こそモテるんだから
早く彼氏作りなよ」


「宮本さんって彼氏いないの?
じゃあ俺は?」


「…遠慮しときまーす」

彩が面倒くさそうに返事した

明君が彩に話しかけてて騒がしい
軽いノリで明君が話しかけてるから
彩も適当にあしらってるのがわかる


「お腹空いたなぁ」


「じゃあ帰りはみんなでファミレス寄らない?」


私の呟きに彩が提案してくれて
4人でファミレスに行く事になった


先生はやっと戻ってきて
適当に話をして終わったから
ファミレスに向かった