夏休みが終わって、私は家に戻った
お父さんとお母さんの強い要望で
平日は嵐が私の家に泊まって
週末は嵐の家に私が泊まる
そういう生活をする事になった
嵐と蒼兄は仲良くしてて
昨日なんか2人で知り合いの美容院に行って
髪色を黒くした後
赤色のメッシュを入れてた
「私も髪染めたいなぁ」
「「愛梨は必要ない」」
2人に言われて断念した
髪も伸びて胸辺りのロングになったし切りたい
でも、嵐が髪を指で梳くのが
癖になってるの知ってるし
そうしてもらうのが好きだから
それも断念
2人で学校に向かう
「おはよ、嵐と愛梨ちゃん」
「おう」
「明君、おはよ」
明君は家に…というより
蒼兄と嵐に会いに遊びに来るようになった
「おはよ、愛梨」
「おはよ~彩」
4人で学校に向かった
教室に入ると適当先生がやってきた
色々話をした後
「では、席替えをする」
「「えぇぇ」」
クラス中から声が出る
「…席替えしないと思ってた」
かなりショック
嵐と離れちゃうよ
「…どうしよう…嵐と離れちゃうよ」
「…俺、後ろならどこでもいい」
はぁ?
離れるの寂しくないの?
男子と女子に分けられて
先に男子がクジを引いて
男子全員が引いた所で
黒板の番号の所に名前を書く
嵐は…また窓際の1番後ろだ
くじ運良いなぁ
前は明君だし…
ちなみに先生は何にもしないで
学級委員がさせられてる
次は女子
ドキドキしながらクジを取った