嵐が戻ってきて、3日経った


「今日はついてきて欲しい所があるんだけど?」

「うん、どこ行くの?」

「海」

海?

何かあったのかな??

バイクに乗って嵐の後ろに乗った

久々のバイク

風が気持ちいい


海に着くと、ちょうど夕日が沈みかけて
海面がオレンジ色に光ってた


砂浜に座る嵐の隣に座った


会話がなくて、波の音だけが聞こえる


会話がなくても嵐の隣でいられるだけで安心出来る


「愛梨と一緒にいれて…こういう時間が
とてつもなく幸せだと感じる」


「私もだよ」


嵐は優しく微笑んで
触れるか触れないか軽くキスをした

唇が離れた後
海に顔を戻した嵐の肩に
自分の頭を乗せた


何気ない幸せが

なりより幸せ


嵐が刺された時に本当にそう思った


いつもある日常こそ特別だって…