終わった後は…いつもの通り腕枕

「傷口痛くないの?」

「心配ねーよ」

優しく微笑みながら頭を撫でてくれる


あれ?

ちょっと待って…


「お風呂で痛いって言ってたじゃん?」

「ぷっ…愛梨は単純だな」

騙された~

頬を膨らませた


「それで怒ってんの?誘ってんの?」

「怒ってるの」

膨らんだ頬を嵐が指でツンツンと突いてくる

優しいキスをされた


それだけで機嫌が直っちゃう単純な私


「どれだけ…嵐が好きなんだろう…」


「俺から離れられなくなっちゃえばいい」


「…もうとっくになってるよ」

嵐は優しく微笑むと抱きしめてくれた


嵐の心臓の音が心地良くて安心出来る


「もうすぐ夏休みが終わるな」


「…そうだね」


1ヶ月少し前までは
別々に暮らしているのが当たり前だったのに…


いつの間にか一緒に居る事が当たり前になってた


「帰したくねーな」


「じゃあ嵐がうちに住む?」


「…それはちょっとな」


「だよね…」


「さすがに蒼登さんの前でいちゃつけねーよ」

パパとママは気にしなさそうだけど…

2人で話をしていると
安心と疲れが出てウトウトし始めるがわかった

嵐の唇がそっと瞼に触れた