「俺って本当にそんなに寝てたの?」


「そうだよ…いなくなるのかと思ったんだから」


嵐の瞳を見つめた


「愛梨ちょっとこっち寄って」


嵐に近づいた瞬間
腕を引っ張られてベッドに倒されて抱きしめられた


「愛梨置いていける訳ないだろ」


嬉しくて涙が溢れた


「心配かけてごめんな」


首を左右に振った後
嵐の瞳を見つめて、私から優しいキスをした



それからはみんなに連絡をした


すぐに明君が病室に戻ってきた

病院の総合受付のベンチで居たらしい

私に気を遣ってたんだろうな…



「あらし~ごめんなぁ」


「明のせいじゃねーだろ」


明君は涙を流してた

だから、私はソッと病室から出た




すぐに蒼兄が来た

蒼兄は私を優しく抱きしめて
頭を撫でてくれた


「愛梨良かったな」

涙が溢れてきた

「よく頑張ったな…
見てて俺のが苦しかった」


「心配ばかりかけてごめんなさい」


「本当世話が焼ける妹だよな
でも、俺の愛おしい大事な妹だ」


「蒼兄…大好き」

蒼兄の胸に頬を寄せた