___キッー!

しばらくして車が止まったみたいだ。

あたしは1人の男にかつぎ上げられ建物の中へと入って行った。

怖い!でも、助けなんて呼べないし...。誰かっ___!!

「ははっ!怖がって震えてんじゃん。」

「大丈夫だよ~今から俺たちが気持ちいいことしてあげるから。」

「や、やめて......」

震える声で抵抗してみたけど、俺たちには逆効果だったらしい。

「声もかわいいじゃん!」

1人の男がビデオをかまえている。

と、その瞬間ブラウスのボタンをひきちぎられた。

「やめて!」

男たちはお構い無しに体を触ってくる。

誰かっ!助けてっ_____!

「おい、何やってんだおめーら。」

誰かの声に、男たちの手が止まった。

「俺らのたまり場でレイプとは度胸あることしてくれんなぁ。」

「ほんとッスね、海翔さん。」

海翔、海翔ってもしかして!

あたしは最後の望みをかけて、声のする方を見た。