「久々に、柑菜と話せてすげぇ…嬉しいんだけど」

「え、千聖どうしたの??」

昔は、そんなこと言わなかったのに…むしろお前となんて話したくないまで言われたのに…。

「いやー、距離が離れてから大切さわかるって言うかさ」

「大切さって、千聖…大げさすぎッ//」

…なに、照れてんの私ッ//

「なぁ?柑菜…好きな奴いるの?」

…私の好きな人……真守さん。
今までは、いないだったけど…今はいるんだよね…//

「一応…いるよ//」

「そうなんだ…ほら、靴履き替えて早くいくぞ~」

あれ?
いつの間にか玄関ついてた。
私ってば、話に夢中になりすぎ…。

靴を履き替えて外に出るが、雨が降っている。

予報では、雨の予報じゃなかったんだけどなぁ…。

「柑菜どーする?牛丼屋まで、走るか」

ニッと笑った千聖。
うん、この笑顔は昔から変わらないよ。

「走ろッ」

懐かしいなぁ、この感じ、