「よし、着いたと。柑菜ちゃん晩御飯何食べたい?」

「エビフライ食べたいです!」

タルタルソースつけて…食べるエビフライがたまらないんだよね〜

「じゃ、エビフライにしよか。なんか食べれへんもんとかあるか?」

「野菜とかあんまり好きじゃないです…」
こ、子供っぽくてごめんなさい。

「野菜かぁ…好き嫌いとかあんまりよくないんやけどなぁ…一緒に嫌いなもん克服しよか」

フルフルと頭をふる私。
野菜はほんとに食べれないのです!
とりあえず野菜売り場にいては、野菜を買ってしまう…売り場を変えなくちゃ!

「あ、アイス見にいきましょ!」

真守さんの持っているかごを引っ張ってアイスコーナーへ移動した。

ん?アイス…

「あ、アイス!!」

「どないしたん?そんな大きな声出して」

「あの、私…リビングにアイスそのまま置きっぱなしで来ちゃいました…」

そう、帰りにコンビニで買ったアイスをリビングのテーブルの上に置きっぱなしにして来てしまった…。
も、もったいないことした…

「じゃあ、アイス買っちゃるで?この暑さの中…置きっぱなしのアイスはお腹にくだっちゃうかもしれんし…柑菜ちゃん好きなの選びや」

真守さんが…神様に見える。
ここは、お言葉に甘えちゃおう…

「ありがとうございますっ」

「なんもや、」

ご飯の材料と飲み物、お菓子やアイスを買って帰ってきた。

「ただいまぁ」

「ただいま」

荷物をおいて、私と真守さんは料理を始めた。
「よし、作るぞ〜っ」