「今日からよろしく頼むな」

ニコッと笑った真守さんに
少し緊張が解けた私…。

「ま、真守さんは…なにをやってる人なんですか?」

「せやな、大学行きつつバイトやっとるって感じやな」

「そうなんですか…え、お幾つなんですか?」
え、なんか…
お仕事してるイメージだったなぁ。

「21やで?柑菜ちゃんは、いくつなん?」

「あ、私は…16です!あ、でも今年17になります!」

「そーなんか、今が青春時やな」

あれ?
私、普通に会話できてる?

「せや、今日の晩御飯どないする?買い物でも行って適当に作るか…外食するか…柑菜ちゃんの好きな方でええで」

晩御飯かぁ…
今日はなんだか疲れたし、家で食べたいなぁ。
「なんか、作りましょう?」

「そか、じゃあ買い物行こか。柑菜ちゃん、とりあえず着替えといで〜制服じゃシワにもなるし…な?」

「あ、ありがとうございます」

すごい気の利くことを…
真守って優しいんだな…ほんと。