「真守〜、このお菓子美味しい」

「おーそうかそうか」

テーブルには、
ココアと焼きドーナツが置いてあった。

それを、翔さんと悠梨はほおばる。

むぅ…私も食べたいのに。

「ほら、柑菜も座って食べ」

「柑菜ちゃん、あのね~。これ真守が学校で作ってきたんだよ〜」

「そ、そうなんですか?モグモグ…あ、美味しいッ」

真守さんって、ほんとになんでも作れるなぁ…。

「ねぇ、柑菜ちゃん今日も泊まっていってもいい?」

「翔。前回は、お前が酔って勝手に泊まってったんやろ」

ビシッと、叩かれる翔さん。
たしかに…最初に会った日に泊まってたな…。

「え、翔さんだけずるい。柑菜、泊まっていっていい?」

「え、いいけど…」

もしかして、悠梨…真守さんのこと好きなのかな?