「あれ?真守…?」

私達の背後から声が聞こえて振り向く。
立っていたのは、優しそうな男の人だった。

「あれ、翔。お前もここにいたんか」

「うん、まあね。真守の彼女?」

「んー、まあな」

ま、真守さんっ//

「え、初耳。…はじめまして。俺は、島倉 翔(しまくら かける)。君、名前は?」

「あ、宮島 柑菜ですっ」

翔さんって整った顔してる…。
やっぱりイケメンの周りにはイケメンが集まるのかなぁ?

「真守、高校生趣味になったの?クスッ」

「あんな〜、趣味とかやない。普通にええ子やからこの子」

真守さんは、私の腕を引っ張って後ろから抱きしめる。
え//抱きしめっ///