──────カランカラン

「いらっしゃいませ~…あ、先生」

「久しぶりだな、宮島。ここで働いてるって聞いてな来てみたんだ」

やってきたのは、雪路先生。
今日、訪問者多くない??

「やっぱり、宮島はかわいいな〜ははは」

「もう、なんですか!先生」

「…はじめまして、櫻田です。あの、もうこいつ“宮島”じゃなくて“櫻田”なので」

ニコッとしてるが、目が笑ってない真守。

「あ、そうなんですか!すいません」

「いえいえ、まぁゆっくりしていってくださいね」

それだけいうと、真守は厨房に戻る。
そうだよね、高校生のころに先生に告白された時のことを思い出す。
卒業式の時にも告白されたけど断ったんだよね…まぁ、真守にはいってないけど…

先生は、今彼女がいるみたいで…なんか安心した。