「ま、真守さん?!」
「ん?どした?」
「どしたじゃなくて、撮ったでしょ?」
「うん、あまりにもかわいくて。つい」
ついって…
「ついじゃないからっ!ほら、真守さんも触りなよ!!かわいいよ」
真守さんがいるところに、うさぎを連れていく。
「はい!なでなでして!!」
「仕方ないな〜」
そういって、真守さんはわたしの頭をなでる。
「えっ//ま、真守さん?!//」
「え?なに、違った?」
意地悪そうな顔してるから、きっとわざとなんだろう。
ほんと、心臓持たないよ…真守さん//
「違う!うさぎのことだから//」
「うん、知ってる。でも、俺にはうさぎより柑菜のほうがかわいくうつっとるからな」
ずきゅんっ。
ほんと、そんな感じ。
私こんな幸せでいいんですか//
「じゃあ、次行こか?」
「うん…//」
うさぎに、ばいばいしてふれあい動物園をあとにした。

