キーンコーンカーンコーン…

「柑菜お昼食べよ」

「うんっ」

いつものように、悠梨と食べるお昼。
学校で一番好きな時間。

「え…柑菜……?どうしたの、お弁当なんて…」

悠梨がこんなに驚いてるのは、私がお弁当を持ってきているから。

「許してもらえたの?」

いつも、学校ではパンだった私。
前にままと喧嘩してお弁当を作らないって言われてからほんとにお弁当を作らなくなっちゃったまま。

だから、私がお弁当を持ってくるときは自分で作るか許してもらったと考える悠梨。

「あー、うん…まぁ。」

ままが作ってくれたんじゃなくて、真守さんが作ってくれたんだけどねぇ…。

お弁当を開ければ、かわいいお弁当だった。
うさぎがいるよ…うさぎが。。。

「柑菜のお母さんすごいね、なにをしてそんなに許してもらったの」

「いや〜なにも?」

「ふぅん。まぁ、そんな可愛いお弁当…柑菜だからいいんだよ。私なんかが食べたらみんなドン引きだから。よかったね、柑菜」

いやいや、それは逆じゃないかい?悠梨さん…。
私なんかが食べてたら浮きまくりです。

「ほら、食べるよ~」

「うん、いただきます」

可愛すぎてどれを食べようか迷う。
ってか、クオリティ高すぎてもったいないよ!!