「柑菜おはよ〜」

「悠梨おはよぉ~」

教室につけば、
悠梨が挨拶をしてくれた。

「柑菜昨日ごめんよっ!!」

手を合わせて謝ってくる悠梨。
うーん、別にそんなに気にしてないのになぁ?

「全然大丈夫ッ!私も早く家に帰らなかったらめんどくさいことになってたと思うから」

もう少し遅かったら、ままは出発しちゃってて真守さん一人だったかもしれないもん。そうなってたら、私今よりパニックだったよ…。

「めんどくさいこと…?」

「え、あー…なんでもないよー」

焦りまくりな私。
言っても構わないと思うけどでも、いろいろと質問攻めされそうだし…。

「か ん な ちゃーんなにがあったのかなぁ?」

「なにもないってばっ」

「ふぅーん?まぁないならいいけど…」

悠梨ごめんね。
嘘はつきたくないけど…噂とか広まったら怖いし…。

みんなには、秘密の同居人。