「ただいま~」

「お邪魔します」

どんよりとした重い気持ちのまま私は自分の家に着いてしまった。

うん、久しぶりの我が家。
なんも変わってないな~、、
リビングに行ってみたけど、ままはいない。

「あれ?ままー?」

「お母さんいないな、」

んー、買い物かなー?
まぁ、まだお母さんいなくてよかった。
これでもう少し考える時間ができる!
あれ?何について考えるんだっけ?
お母さんに真守さんと付き合ってることをなんて説明するか?それとも、玲奈が真守さんのことを好きになっちゃって、、ってこと?

この不安感はなに!?

「おーい、柑菜大丈夫か?」

「あ、はいっ」

「そんな、心配せんでも離れはせんよ?」

「で、でも…」

「じゃあ、そんな心配性な女の子にはお守りをあげよう」

そういって、真守さんは私の後に回ると私の首になにか付けた。
あれ?これって……。

「さっきのネックレス?」

「俺からのお守りや、それつけておけば大丈夫やから。お守りを信じ」

そういって、クシャっと私の頭をなでる。