「でも、そんなこと考えなくても大丈夫やで」

そ、そんなことって…
やっぱり真守さんからしたらどうでもいいことだよね…。
私と同居なんて、そろそろ終わりにしたいとかほんとは思ってるのかな…

「俺、まだまだ柑菜と同居してたいし…一緒にいたい。だから、俺に任せておき」

ま、真守さんっ…

…下げて上げるの上手だなぁ。
落ち込んだのに一瞬で嬉しくなっちゃった。

「じゃあ、行こうか」

「で、でも心の準備がぁ…」

「全く…ほな、お母さんとこ行く前に商店街にでも行って気分転換してから行こか」

「そ、そうします!」

ほんと、優しいし…考えが大人。
こんな素敵な人が私の彼氏でいいのだろうか…