うん、どうしよう。
ドキドキしてるせいか、
食べ物の味がわからない…。

「ん?どした?大丈夫か?」

ほら、真守さんも不自然がってるじゃんっ!

沈まれ心臓っ!!

「やっぱ、おかしい…夏バテ?」

真守さんは、立ち上がると私の横にきてしゃがむ。
いつもより、真守さんの目線が下にあるのが変な感じで……

「ほ、ほんとなにもないですよ?」

「ほんまか?体調悪いとかない?顔赤いけど」

や、やっぱり赤い?!
慌ててほっぺを手で覆う。

「クスッ、いつもどおりの柑菜やな」

「い、いつもどおりってっ//」

「褒めてるんやで?可愛いって」

な、可愛いとか!
そんな恥ずかしいことをスラッと!
あ、でも…真守さんはそーゆーこと言える人だった//