「おかえり〜!柑菜!どこ言ってたのよ!全くっ…帰ってこないから心配したじゃない」

「た、ただいま…」

帰ってくるなり私に抱きついてきた、悠梨。
また、心配かけちゃったな…

「大丈夫だから、はい。カレーの元」

「あ、ありがとうっ…あれ、真守さんも一緒だったんだー、おかえりー」

悠梨は、そそくさとカレーの調理に戻る。

「あ、柑菜ちゃんおかえりー!大丈夫だったかい?全く心配したー!」

「ごめんなさい…あ、これ……アイスと飲み物買ってきま…って、アイス溶けてる…」

買い直して来たのに、二回目も溶けるなんて…
なんてお金の無駄……。

「まぁ、しょうがないよ!ほら、ジュースは冷たいはず……ってぬるい…」

「ごめんなさいっ」

「クーラーボックスに入れておけば多少冷たくなるやろ」

「そうか!さっすが、真守~!って、帰ってきてたんだ〜、おかえり~」

そういうと、ジュースをクーラーボックスに入れに行った翔さん。

「柑菜、おかえり。それと、真守さんも」

「あ、千聖ただいま。あ、これ花火ね?後でみんなでやるように買ってきた〜」

「さすが柑菜!」

千聖は、私の肩に手を回す。
絶対私のこと、女子と思ってないんだから…。