そーいえばだけど…
テストとかっていつも真守さんにご褒美とかもらってるんだよね。

いつも、してもらってばっかり…
もっといえば…家にまでただで住まわせてもらってるし……。

いつまで、一緒にいていいのだろうか…
なんのために、私と同居してくれているの?


…あなたと離れるのがこわいよ。
真守さん…。


「ん?どした?はよ、食べよ?」

「あ、はい」

いつの間にか私の目の前に並べられた料理に、幸せを感じる。

このまま…このまま…
ずっと一緒にいれたらいいのに。


「夏休み楽しもうな」


いきなりのその一言に、
私の胸は高鳴る。

うん、今を楽しもう。