「…まま?それ本当?なんで?!理由は?!」

「ほんとよ~、ね?真守くん」

「はい」

なに、二人で当たり前みたいな雰囲気かもし出してんの?!
いや、私からしたらすごく嬉しいけど…

いきなり、また住んでもらうからって言われて…はいそうですか。なんて言えませんよ?

理由を!私に、理由を教えてくださいーっ!!

「柑菜?大丈夫?あんた、自分のワールドに入り込んでたでしょ」

そりゃあ、自分のワールドに入り込みたくもなるよ……お願いだから、理由を教えてよ…。

「…はぁ、理由は、真守くんに聞いて?私は買い物行かなくちゃいけないから…ね?」

お母さんは、なぜかウィンクをしてリビングから出ていった。