やっと、家に着いた…。
長く感じたな〜…。

ガチャ…

「ただい…ま…」

玄関に入れば、
つい最近まで見慣れていた靴が揃えておいてあった。

リビングのドアを開ければ…

やっぱり…

「おかえり、柑菜」

大好きな真守さんがいた。

「あら、柑菜…真守くんに挨拶したの?」

「た、ただいまっ」

まさか…こんなにもはやく真守さんに会えるなんて……

「…柑菜、ちょっと座ってちょうだい」

お母さんに呼ばれ、私はダイニングテーブルの椅子に座る。
それも、真守さんの隣…。
久しぶりで、何もかもドキドキしてしまう。

「柑菜、また明日から真守くんと住んで欲しいのよ。今度は真守くんの家で…」

え…ままの発言に、
驚いてついていけない…よ。