「ほら、ぼさっとしてないで…降りてきなさい?…話したいことと聞きたいことがあるから」

「はーい」

私は、布団からでてリビングへ行く。

リビングには、
たくさんの大荷物がある。

「これね、お土産とか…ね〜」

「すごい、量だね…」

「まぁ、いろんなところ言ってきたからね~」

どこまで、行ってきたの…一体。

「これが、青森のりんごで…あ、これが静岡の抹茶まんじゅう。そうそう!これが北海道の小樽で買ったガラス工芸品!綺麗でしょ〜?うさぎのやつは柑菜のね」

そういって渡されたガラスのうさぎさんのストラップはそれはそれは可愛くて。

「まま、ありがとうっ」

「あ、あと…悠梨ちゃんにはガラスの猫ちゃんね!真守くんには、狼のあげたから!あと、真守くんのお友達にも!翔くんって言ったかしら?あの子には犬のあげたから、四人でお揃いね〜」

お揃いか…
なんか、嬉しいな。
四人で揃ってるなんて…。

「じゃあ、座って座って…私、あなたの話聞きたいのよね~?」

「わ、私の?」

「ええ。真守くんと同居生活どうだったのっ?」

唐突な質問に、焦る私。