「そうか…なにかされたらいつでも連絡よこし。」

「あ、ありがとうございます…」

やっぱり、真守さんは優しい。

いつでも私の心配をしてくれて、
私を優先してくれる。

「柑菜を泣かせるやつは、誰でも許さへん」

キュンっと胸が高鳴ったのは、
真守さんに秘密。


わたし達は、最後の晩御飯を笑顔で楽しみながら過ごした。


真守さんの温かさを感じながら。

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「真守さん、3週間ありがとうございました」

「…こちらこそ、ありがとな」

わたし達は、お礼をいって眠りについた。

あぁ、この暖かいぬくもりも…
大きな背中からの優しさも…明日からいなくなるんだなぁ…

ポンポンっと、頭を撫でてくれる真守さん。

「おやすみな、柑菜」

やっぱり、この手は暖かい。