「さぁ、お前ら…サボったことは知ってるんだからな…みっちり作文用紙3枚分書いてもらうからな~。終わったら持ってこーい」

はう~…
生徒指導室に呼ばれた、私と悠梨。

「ったく、サボリじゃないんですけど」

悠梨は、ブツブツいいながら作文を書いている。

「ごめんね、悠梨」

…元はといえば、私のせいだもんね。

「…なにいってんの。悪いのは、先生でしょ。ったく、あんのやろ…ただじゃおかないっ」

あ、あれ?
悠梨の後ろに黒いオーラが見える…。

「さっさと終わらせて帰るよ」

「あ、はーいっ」

そうだよね、早く帰らなきゃいけないもんね。
反省文なんて初めて書くから何書いていいかわかんないよ…

♪〜♪♪〜

「あ、ごめん…ちょっと、電話でるね……も、もしもし?」

誰だろう?
お母さんかな…?

「えっ、でも……わ、わかったから!今から行くからっ、ごめんなさい…っ」

悠梨?

「ごめん、先帰るねっ。真守さんと仲良くねっ…」

バタンっと、
生徒指導室から出ていった悠梨。

ぽつんと残された…私。