「えー、待ってよー」

「じゃあ、先に翔だけ帰ってろ…ちょっと、柑菜に話しあるから」

え…話し……?

「…うん、わかった……それじゃあ柑菜ちゃん、またね」

翔さんは、公園から出た。

いきなり、
二人きりになって緊張してる私。

「…なぁ?翔になんか、されたか?」

なにか…?
なにかって、なんだろう…

「例えば…“告白”とか…」

“告白”

真守さんの言ったその言葉にドキッと心臓が跳ね上がる。

「されたんか?」

コクりと頷く私。

「そうか」

「け、けど…好きな人いるんで断りましたっ///」

好きな人は、真守さん。
本人に好きな人がいるっていうのはなんだか変な感じ。