「なんで、私なんかに告白したの?って顔してるね」

「なんで、わかったんですかっ」

翔さんも超能力者なのかもしれない…

「柑菜ちゃんわかりやすいからっ…それでなんで、告白したか…それは、男のけじめってやつ。もし、1%でも好きになってくれる可能性があるなら…その1%にかけようかなって…まぁ、ただの屁理屈っていうかさ、」

…翔さん。

「私、翔さんのことは好きですよ。恋愛感情じゃないけど、大切で…一緒にいたら楽しいですし…なので、その…私の友達になってください!大切な友達として…」

私の言えることはこれしかない。
ずるい答えかもしれない…けど、私の本当の気持ち…。

「柑菜ちゃんは、ずるいな〜。でも、ありがとう。じゃあ、友達として…相談とかすることー…そして、俺をふった罰として…真守との進展を俺に話してね?約束」

翔さんは、小指を出す。

「はい、約束ですっ」

そして、私も小指を出し約束をする。

今日は、大切な友達ができて…
約束ができた。